GOLD × MINERS 金と鉱山株

金が上がるとき、
いちばん得をする鉱山株はどれか。

鉱山会社の利益は「金価格−コスト」の利ざやなので、金が上がると利益は金価格の何倍もの速さで伸びうる。ただ、そのうちどれだけが株主に届くかは、コスト・ヘッジ・副産物・借入・国の事情で決まる。このサイトは主要な金鉱山とロイヤルティ会社の直近の決算を読み、同じ物差しで並べて毎日点検する。

金価格(COMEX先物)$4,2072026年9月28日
GDX の対金ベータ(52週)1.80倍金が1%動くとGDXがこれだけ動いた
今の金価格での業界の利ざや$2,381/oz金価格−加重平均AISC $1,825
レバレッジが効く条件4/5下の5つ

今は鉱山株が効く局面か

金ではなく鉱山株を持つ意味があるのは、これらがそろうとき。点灯はその条件が今そろっていること。

週単位で見れば、鉱山株はたしかに金の動きを増幅する(GDX の52週ベータは今1.80倍で、過去20年のほとんどで1倍を上回った)。しかし1年単位では話が違う。金が5%以上上がった13年のうち、GDX が金を上回ったのは5年だけで、GDX÷金価格は2006年の起点より今も62%低い。コスト高・増資による希薄化・鉱業税の引き上げが、長い目で見るとレバレッジの多くを食ってきた。鉱山株が報われるのは、利ざやがコストより速く広がるとき。上の条件はそれを確かめている。

20年分の鉱山株と金の比較 →

金が10%(+421ドル)上がったら、どの株がいちばん上がるはずか

順位会社種類金+10%で株価は理論上実際の動き(ベータ)質弱点
1B2ゴールドBTG・中堅中堅+22%+21%56国のリスク
2アイアムゴールドIAG・中堅中堅+21%+22%74国のリスク
3エクイノックス・ゴールドEQX・中堅中堅+20%+20%83国のリスク
4エルドラド・ゴールドEGO・中堅中堅+19%+17%45借入が重い
5ハーモニー・ゴールドHMY・中堅中堅+19%+23%56なし
6アングロゴールド・アシャンティAU・大手大手+18%+22%68なし
7エンデバー・マイニングEDV LN・中堅中堅+17%+17%65国のリスク
8ゴールド・フィールズGFI・大手大手+17%+21%87なし
9キンロス・ゴールドKGC・大手大手+16%+19%67なし
10ニューモントNEM・大手大手+15%+16%82なし

「理論上」は決算からの計算:金が10%上がると1オンスあたりの利ざやが何%増えるか(ヘッジ・副産物・価格連動のロイヤルティを調整)に、純負債の分の上乗せ(企業価値÷時価総額)を掛けたもの。市場が今と同じ倍率で評価し続ける前提。「実際の動き」は直近2年の株価の対金ベータ×10%。質は埋蔵量・財務・国・見通しの達成・コストの5項目の0〜100点。

全銘柄・金価格のシナリオ・読み方 →

レバレッジと質

金+10%での株価の理論上の上昇(横)と質の点数(縦)右上ほど「金高で大きく上がるはずで、弱点も少ない」。

ETFで買うと

GDX は59社を持つが、上位5社で41%、上位10社で59%を占める。金の生産会社は76%で、ロイヤルティ会社が14%、銀や銅が主の会社が9%入っている。このサイトで順位を付けた会社で、GDX の70%をカバーしている。

GDX・GDXJ の中身と偏り →

2026年9月28日 15:53 更新・株価は2026年9月28日まで