米国株の候補 30社
時価総額20億ドル以上の米国上場企業(米国会計基準で SEC に決算を出す会社。金融・不動産投資信託・公益事業を除く)。数字は SEC の決算書類(直近12か月、Fスコアは直近2年度)、時価総額は今日の株価から。 EV/EBIT倍率の低い順に並べる。EV/EBIT倍率は、会社を借入ごと丸ごと買う値段(企業価値=時価総額+借入−現金)が営業利益の何年分かを表し、低いほど安い。PERと似ているが、借入と現金を入れ、金利や一時的な損益に左右されにくい営業利益で割る。ただし、ピオトロスキーのFスコア(9点満点)が7点以上の会社だけ。Fスコアは、黒字か・キャッシュフローが黒字か・利益や財務や効率が前年より良くなっているかを9つの点検で数えたもの。過去の検証で、日米それぞれ2つの期間の計4つすべてで市場を上回ったのは、比べた選び方のうちこの方法だけだった。資本利益率(グリーンブラットの定義:営業利益÷(正味運転資本+有形固定資産))と注意の印は、参考として表示する。30位以内に入ったら候補にし、50位より下に落ちるまで残す。
| 順位 | 会社 | EV/EBIT倍率 | Fスコア | 資本利益率 | PER | PBR | 注意 | 安い理由の見立て(AI) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Par Pacific Holdings, Inc.PARR・NYSE | 3.9倍 | 6/7 | 61% | 4.6倍 | 1.97倍 | 一時的な利益の可能性 | クラック・スプレッドの荒れと一時的な規制上の利益に支えられた増益を、市場は続かないと見ている。 |
| 2 | Comcast CorpCMCSA・Nasdaq | 4.3倍 | 6/7 | 28% | 6.9倍 | 0.86倍 | — | 固定回線と動画の顧客減少が続き、市場は本業が縮む成熟通信会社と見ている。 |
| 3 | Gap IncGAP・NYSE | 4.4倍 | 7/9 | 54% | 6.5倍 | 2.04倍 | — | 参入障壁の低いアパレル業界で価格競争と関税が続き、再建途上への警戒感が株価を抑えている。 |
| 4 | Academy Sports & Outdoors, Inc.ASO・Nasdaq | 5.4倍 | 8/9 | 49% | 7.6倍 | 1.37倍 | 減収減益 | 南部偏重の店舗展開と関税・消費減速への警戒から、増益の持続性を市場が疑い評価を抑えている。 |
| 5 | Stride, Inc.LRN・NYSE | 5.9倍 | 7/7 | 79% | 9.4倍 | 1.95倍 | 株数の増加 | 生徒一人当たりの公的予算頼みと、公教育の営利参入への反対訴訟リスクが評価を抑えている。 |
| 6 | Macy's, Inc.M・NYSE | 6.2倍 | 7/8 | 20% | 8.0倍 | 1.22倍 | — | 不採算店舗の閉鎖を続ける百貨店という構造衰退業種のイメージが定着し、市場が評価を戻していない。 |
| 7 | EXPAND ENERGY CorpEXE・Nasdaq | 6.5倍 | 7/8 | 15% | 7.1倍 | 1.02倍 | 一時的な利益の可能性株数の増加 | 天然ガス価格の振れが大きく、合併後の統合途上にあることが評価を抑えている。 |
| 8 | Cognizant Technology Solutions CorpCTSH・Nasdaq | 7.3倍 | 7/8 | 88% | 11.5倍 | 1.70倍 | — | 取引先が自前のGCC(拠点内製化)で仕事を巻き取り、外部委託の値下げ圧力が続くと市場は見ている。 |
| 9 | Signet Jewelers LtdSIG・NYSE | 7.4倍 | 6/7 | 46% | 11.2倍 | 2.16倍 | 減収減益 | 金高で客単価は上がるが数量は減り続け、与信頼みの裁量消費という弱さを市場が嫌気している。 |
| 10 | Universal Health Services IncUHS・NYSE | 7.4倍 | 7/8 | 25% | 6.9倍 | 1.39倍 | — | 医療保険制度への依存と規制・訴訟リスクの重荷で、業績の良さに市場が高い評価を与えていない。 |
| 11 | Maximus, Inc.MMS・NYSE | 7.4倍 | 6/7 | 58% | 7.4倍 | 1.57倍 | — | 政府向け偏重で顧客の支払い遅延が借入を増やし、資金繰りが政府次第という不安が株価を抑える。 |
| 12 | PayPal Holdings, Inc.PYPL・Nasdaq | 7.7倍 | 8/8 | 128% | 9.2倍 | 2.32倍 | — | 決済件数の減少と経営陣の相次ぐ交代が、成長と統治への不安を市場に残している。 |
| 13 | Leidos Holdings, Inc.LDOS・NYSE | 7.8倍 | 7/8 | 102% | 11.2倍 | 2.91倍 | — | 売上の9割弱を米政府予算に依存し、予算削減や契約打ち切りの不安が株価を抑えている。 |
| 14 | Marathon Petroleum CorpMPC・NYSE | 7.9倍 | 6/7 | 38% | 12.8倍 | 5.73倍 | — | 原油を自前で持たない精製業で規制・脱炭素コストも重く、市場は循環的な低モート事業とみて評価を抑えている。 |
| 15 | Ingredion IncINGR・NYSE | 8.1倍 | 8/9 | 22% | 10.3倍 | 1.34倍 | — | 原料価格の転嫁で売上が動く構造とみなされ、成長物語なきコモディティ企業として評価されている。 |
| 16 | Urban Outfitters IncURBN・Nasdaq | 8.2倍 | 8/9 | 41% | 11.4倍 | 2.26倍 | — | 準備中 |
| 17 | Sonoco Products CoSON・NYSE | 8.3倍 | 7/9 | 37% | 4.9倍 | 1.38倍 | — | 巨額買収で膨らんだ借金と統合リスクの重さが、利益に比べた株価の低さを正当化している。 |
| 18 | United Airlines Holdings, Inc.UAL・Nasdaq | 8.4倍 | 6/7 | 10% | 10.4倍 | 2.17倍 | — | 準備中 |
| 19 | ANTERO RESOURCES CorpAR・NYSE | 8.8倍 | 7/8 | 15% | 9.0倍 | 1.27倍 | 一時的な利益の可能性 | 親会社アンテロ・ミッドストリームへの依存とガス価格の振れやすさで市場が慎重になっている。 |
| 20 | Lci IndustriesLCII・NYSE | 9.0倍 | 8/9 | 28% | 9.8倍 | 1.45倍 | — | RVという裁量消費とフロアプラン金融に業績が振れる部品会社として、市場が循環リスクを警戒している。 |
| 21 | First Solar, Inc.FSLR・Nasdaq | 9.1倍 | 8/9 | 27% | 10.6倍 | 1.80倍 | — | 補助金頼みの利益に市場は懐疑的で、政策次第で利益が揺らぐ懸念が株価を抑えている。 |
| 22 | At&T Inc.T・NYSE | 9.1倍 | 7/8 | 20% | 7.9倍 | — | — | レガシー固定回線の減損と借入依存の設備投資を市場が嫌気し、成長より衰退を織り込んでいる。 |
| 23 | Korn FerryKFY・NYSE | 9.1倍 | 7/7 | 109% | 13.9倍 | 1.95倍 | — | AI・SNS型の代替サービスが台頭し、参入障壁の低い人材紹介業という見方が株価を抑えている。 |
| 24 | Sprouts Farmers Market, Inc.SFM・Nasdaq | 9.2倍 | 7/9 | 79% | 11.8倍 | 3.94倍 | — | 食品スーパーは低収益で景気敏感、安売り店に客が流れやすい業種と見なされ株価が抑えられている。 |
| 25 | Gen Digital Inc.GEN・Nasdaq | 9.3倍 | 6/7 | 500%以上 | 11.9倍 | 4.70倍 | — | 巨額の借入とブロードコム依存という構造的な重荷が、収益力の高さを株価に反映させにくくしている。 |
| 26 | Open Text CorpOTEX・Nasdaq | 9.4倍 | 7/7 | 207% | 8.4倍 | 1.34倍 | — | 買収を重ねて膨らんだ借金と非中核事業の整理が途中であることが、市場の警戒を招いている。 |
| 27 | ADT Inc.ADT・NYSE | 9.5倍 | 7/7 | 454% | 7.4倍 | 1.30倍 | 借入が重い株数の増加 | 商業部門と太陽光を切り離し、単一の家庭向け警備事業に縮んだ姿が「成長が止まった会社」に見えている。 |
| 28 | Adobe Inc.ADBE・Nasdaq | 9.6倍 | 7/9 | 496% | 12.6倍 | 7.81倍 | — | 生成AIの台頭が創作ソフトの牙城を崩すという不安が、増収が続く中でも株価の重荷になっている。 |
| 29 | Skywest IncSKYW・Nasdaq | 10.0倍 | 6/7 | 10% | 9.5倍 | 1.42倍 | — | 大手4社に運航を委ねる下請け型の事業構造ゆえ、価格も路線も自社で決められず市場が利益の質を低く見ている。 |
| 30 | EQT CorpEQT・NYSE | 10.0倍 | 7/8 | 12% | 11.5倍 | 1.23倍 | 株数の増加 | 準備中 |
注意の印(表示だけ):赤字=営業利益か最終利益が赤字。/減収減益=2年で売上が減り、利益が2割以上減った。/利益に現金が伴わない=直近の利益の合計が営業キャッシュフローを総資産の1割以上上回る。/借入が重い=純有利子負債が営業利益の5倍超、または自己資本比率20%未満。/株数の増加=3年で株数が1割以上増えた。/一時的な利益の可能性=直近の営業利益が、過去3年の平均の2倍を超える。一時的な要因で膨らんでいるかもしれない。
このサイトは、公開された決算書類と株価から、利益に比べて株価が安い会社を機械的に並べ、割安な理由の仮説をAIに開示書類から書かせたもの。仮説は検証されたものではなく、株価の予想や売買の推奨ではない。投資助言ではない。
2026年9月29日 12:31 更新